“無”

映画『千利休 本覚坊遺文』(1989年、熊井啓監督)は好きな映画です。
原作は井上靖。
利休没後30年、利休はなぜ死を選んだか(秀吉にお詫びをしなかったか)の真相を探る物語です。

主な出演者は、奥田瑛ニ(本覚坊)、三船敏郎(千利休)、萬屋錦之介(織田有楽斎)、加藤剛(古田織部)、芦田伸介(太閤秀吉)、上條恒彦(山上宗ニ)、内藤武敏(東陽坊)。

特に心に残るのは、山上宗ニが利休に訴える言葉。

「“無”ではなくならん。“死”ではなくなる!」

この台詞は、最近妙に頭から離れません。

ごくごく簡単に言ってしまえば、死を賜って自由になる、ということでしょう。

ただ、今の僕が感じているのは、

“無”になれば、全てになるということです。

この世界は、自分が見たいように見ているだけの、自分だけの世界であり、
自分を消して宇宙と一体になってしまえば、
世界は全て、ひとつづきの風景に過ぎないのです。

それが、無理のない、自然な状態だと思います。

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