一目惚れの論理
独身のせいか、女性の好きなタイプを訊かれることがあります。
その度に「好きな顔はありません」と答えています。
女性なら誰でもいいような、女好きの印象を持たれたかも知れません。
ふとある時、自信が足りないせいじゃないかと思いました。
人は、自分と似た顔の異性を好きになりやすいと常々感じています。
今まで見てきたカップルは、顔のパーツの似ている男女が多かったからです。
原因は、自分の顔は一番見慣れているので、特徴の似た顔に親しみを覚えやすいからだと推測しています。
以前、私は自分の顔を鏡でちゃんと見るということがありませんでした。
髭そりの時に、何となくチラチラ見る程度でした。
今だから言えますが、自分のことを好きではなかったのです。
それで、自分の顔にも愛着を感じなかったのだと思います。
もし自分の顔に愛着があり、似た顔の女性を好きになっていたら、とっくの昔に恋愛は成就していたかも知れません。
女性の方でも、同じように惹かれるはずですから。
これは極論です。半分冗談です。
人を好きになるのは一目惚れだけではありません。
それでも、やはり自分に自信を持った方がいいと思います。
自信のない、自分の顔を好きになれないような人に、誰も魅力は感じないでしょう。