茶道もヒーリングも脱力が大事
こんにちは。
SE 気功の阿部善穗です。
茶道講師もやっております。
茶道歴25年になりますが、いまだに完璧と思えるお点前ができません。
順番を覚えているとか、間違えなかったとか、そういう話ではありません。
できるだけ脱力して、心も体も緊張せず、無の境地でできるか、ということです。
所作に無駄な力が入ったらダメです。
元々、表千家では、水の流れるように、自然なお点前が理想と言われています。
もし何処か緊張していたら、ぎこちない所作として現れます。
本当に美しいお点前とは言えません。
これは精神面にも言えることです。
茶道は、よく「おもてなし」と言われますが、相手を意識しているうちは、緊張しています。
緊張せず無の境地になれば、アンテナの感度が良くなり、相手が何か思うと瞬時に察することができます。
そうやって心が通い合うのが理想だと思うのです。
脱力して緊張しないことが大事です。
そのために、型というものがあります。
茶道の場合、型はお点前のことです。
お点前を覚え、繰返し練習すれば、自然に手が動き、お茶を点てられます。
美味しくなれ、と思うのは一瞬で充分です。
茶会で、お点前に慣れていない人は、「緊張した」と言う方が多いです。
私の場合、考えるのをやめ、頭を空っぽにしてお点前を始めます。
考えるから緊張するのです。
お点前という型の通りに、身を任せるだけです。
その方がミスが少なく、イレギュラーな出来事にも対応できます。
このような茶道の経験は、気功ヒーリングにも生かされています。
当院のSE 気功は、整体の気血循環療法という型を、エアの手技でやるようなものです。
手を触れないで、血液やリンパの流れを良くします。
整体と違い、イメージでやるので、手技に無駄な力が入りません。
あとは、ヒーラーの精神状態にかかっています。
相手を楽にしようとか、何かしてあげようと考えると、それだけで心が緊張します。
SE 気功は、症状の原因を特定をせず、全身をヒーリングします。
考えたりして緊張する必要がないのです。
何も考えずに、ヒーリングの型通りに手を動かします。
それが一番効果があるのです。
茶道やヒーリングで分かったのは、いかに脱力してやるかが大事ということです。
他のことにも当てはまると思います。
うまく行かないと思ったら、肩の力を抜いて、考えずに楽にやってみたら如何でしょうか。