茶道教室
月2回、都内で茶道教室をいたしております。
公共の施設で、茶室と茶道具は全てお借りしています。
お道具は限られておりますが、茶の湯を楽しむには充分です。
わび茶そのものです。
利休の頃、「わび」とは物質的な窮乏を意味していたそうです。
つまり、わび茶とは貧乏な茶です。
利休はそこに美意識を見出だし大成したわけですが、
400年以上経った現代においても価値は失われていません。
むしろ、物が溢れ物質的な豊かさに目を奪われがちな現代こそ、
わび茶の意義は大きくなったように感じます。
物欲の無い、執着を手放した茶の湯は清々しいです。
健康で集い、笑顔でお茶とお菓子をいただく。
生きていることに自然と感謝する、至福の時間です。